ここのところ何年か、イブとクリスマスの2日間は東京アメリカンクラブ(TAC)にて演奏しています。
イブに雨なんて珍しいなあ。あまり記憶にないなあと思っていたら、クリスマスイブが雨の日なのは、実に36年ぶりなんだそう。36年前のイブに何をしていたかなんて思い出せないぞ。。。多分どこかでピアノを弾いていたのでしょう。この仕事を始めてから、クリスマスイブに演奏の仕事がなかったのは、2回か3回しかないと思う。クリスマス・ディナーにちょっと憧れるけど(バブル世代なんで・・・)イブに仕事がない方が寂しいかな。おかげさまで今年も2日間演奏しました、ありがたいことです。
神谷町の駅周辺は麻布台ヒルズができる前までオークラと反対側の方は、都会の僻地みたいなところで、仕事終わって夜帰る時なんて人もほとんど通ってなくてサミシイ感じのエリアだったけど、今は華やかなエリアになりました。

神谷町の駅で降りて、麻布台ヒルズの中をズンズンと突っ切って、賑わうクリスマスマーケットを横目に見て、エスカレータを上がって、森ビルタワーの出口を出て、信号を渡りロシア大使館の横の坂を下っていくと、TACの裏口に着きます。

会員様のためのクリスマス・パーティですが、お客様は日本人のファミリーも多い。3世代揃って大勢で来てるファミリーもいらしてみんな幸せそう。婚礼の仕事もですが、幸せオーラに包まれた空間で演奏するのは、こちらも幸せな気分になれます。(自分も幸せな気分になれるかどうかが、自分が幸せかどうかのバロメーターかも?)
ピアノを弾いていると子供達が集まってきて、アメリカ人の子供達は、踊り出したり、歌い出したり・・・
やっぱり、私たちがクリマスソングの王道だと思っている曲は、アメリカ人にとっても最も王道曲のようで、『ジングル・ベル』や『サンタが街にやってくる』や『赤鼻のトナカイさん』等は、しっかり歌えるのね。小さい頃からずっと歌ってきたんだろなと、
かたや、日本人の子供たちは、ピアノの横にいて、じ〜〜っと見てる。何も言わず。話しかけると恥ずかしそうにもじもじ。それはそれで可愛い。国民性の違いを感じます。
ホワイト・クリスマスを弾いていたら、急にアメリカ人の男性が近寄ってきて歌い出し、やたらに上手かったし、私のピアノに合わせて、私の右横でアドリブのようなことをし出す人もいて、ついついこちらが伴奏パートに回ったり。大人達もノリがいい。
そんなクリスマスの夜が終わると、今年も一気に年の瀬。
年々一年が経つのが早くなっているような気がします。
