コード・ネームの基本4|セブンス(7th)コード|伴奏形の作り方の基本

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今回は、四声の積み重ねによるセブンス(7th)のコードの勉強をしましょう!

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三和音は三声の積み重ねだったね。
その上にもう一声積み重ねるんだね。

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そうです!
三和音の上に三度でもう一声重ねたコードです。

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この記事は以下の様な方のお役に立ちます!

• コードの仕組みがわからない

• コード・ネームの意味を知りたい

• コードを基礎からしっかり勉強したい

• セブンスコードの構成音を確認したい

• ポップスの伴奏の方法を知りたい

三声のコードの三和音=トライアドについては、以下の記事をご覧ください。

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目次

セブンス(7th)の構成音

セブンスコードの成り立ち

ルート、三度、五度、七度と、三度ごとに重ねた四声のコードです。重ねる音程の組み合わせによって、いくつかのセブンスコードの種類ができます。三和音=トライアドの上にさらに三度で音を重ねたコードで、七度をセブンス(7th)と言うことから、セブンスコードと呼ばれます。

基本の4タイプを覚えよう

次の4つのタイプのコードの構成音の違いを理解すると覚えやすいです。

①メジャー7th (major7th)

ルート、長三度、完全五度、長七度で重ねられたコードです。

メジャースケール上の、1、3、5、7番目の音を重ねたコードだと理解すると覚えやすいです。

コード・ネームは、CM7、Cmaj7、C△7 などと表記されます。

メジャースケールと音程の関係は、以下の記事をご覧ください。合わせて読んでいただけると、コード・ネームをより覚えやすくなります。

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②7th

メジャー7thの、7度の音が半音下がったコードです。

ルート、長三度、完全五度、短七度で重ねられたコードです。

コード・ネームは、Cと表記されます。

③マイナー・メジャー7th (minor major 7th)

メジャー7thの、三度が半音下がったコードです。

ルート、短三度、完全五度、長七度で重ねられたコードです。

コード・ネームは、CmM7、C−M7、C−maj7 と表記されます。

④マイナー7th (minor 7th)

メジャー7thの、三度と七度が半音下がったコードです。

ルート、短三度完全五度、短七度で重ねられたコードです。

コード・ネームは、Cm7、C−7 と表記されます。

このように、メジャー7thの構成音を基準にして考えるとコードの構成音は覚えやすいです。ということは、メジャー・スケールを覚えているとコードは覚えやすいということになります。

ピアノの伴奏パターンを作るには?

基本型と転回型

四声のコードでも転回型を作れるように練習しましょう。

転回型を作ることがヴォイシングの第一歩です。

転回型の練習
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こんな練習あんまり面白くないなあ

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まあ、そうですかね。。。
こういう機械的な基礎練も大切なんですけどね。

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それでは、次に、
実際の伴奏の時に使えるような伴奏形を作って
練習しましょう!

伴奏形を作って練習しよう|バラードの伴奏形

では、定型的コード進行、CM7 Am7 Dm7 G7 を使ってピアノの定番的な伴奏形を作りましょう。

ここではポップスやロックなどのバラード曲で使えるパターンを練習します。

①まず基本型をチェック!

基本型

②このままだとポジションが離れていて流れがスムースではないので、基本型と転回型を組み合わせて横の流れを整えます。

基本型と転回型の組み合わせ

ここからルートの音を省きます。

ルートを省略

③省略したルートの音をベースの音として左手で弾きます。

伴奏のヴォイシング

④リズムをつけて伴奏のパターンを作ります。

右手で一拍ずつリズムを刻む

さらに左手でもリズムをつけましょう。

左手で8ビートのベースパターンを弾く
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わーい!だんだんキーボディストっぽくなってきた!

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でしょう!
最後のパターンは右手と左手の動きの組み合わせが難しいかもしれませんが目で見た通りのタイミングでゆっくり動かしてみるとうまくいきます。できたら段々早くしてください。

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これを基本に様々な伴奏パターンのバリエーション
を考えることができます。

まとめ

・セブンスコードとは、ルート、三度、五度、七度というように、三度ごとに音を重ねた四声のコードです。

・メジャー・スケールの1、3、5、7番目の音を重ねたコードがメジャー7thコードで、これを基準にして他のコードの構成音を考えると覚えやすいです。

・コード・ネームにおいて英音名の右側のスペースにある数字などの部品は、ルートとそれぞれの音との音程を表しています。

・コード進行を弾く時は、横の流れがスムースになるように基本型と転回型を組み合わせましょう。

参考文献 : 音楽学校MESAR HAUS THEORY STEPⅠ (BY MASAHIKO SATOH)

この記事を書いた人

tomoyo atsumiのアバター tomoyo atsumi Jazz Pianist / Composer

音楽学校で30年間にわたり講師を務めてきた経験をお伝えするために当サイトを執筆、運営しています。ポピュラー・ピアノやジャズ・ピアノを弾けるようになるために取り組んできた方法や知識を中心に読者の皆さまのお役に立つ情報を公開しています。

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